ミスボド

東京都大田区と愛知県名古屋市で開催しているゲーム会の公式ブログです

第1回「ミスボド名古屋」レポート

 ミスボド名古屋おしまいだよ♪

概要

日時:2014年1月13日(月)9:00~16:30
場所:昭和生涯学習センター 第1和室
会費:300円

参加者(敬称略)

  1. しゅだっち @syudacchi
  2. 坂上卓史 @takashi_sakaue
  3. 温泉玉GO @Onsen_tamagoon
  4. 少年 @shonen
  5. TK@TK_TRPG
  6. イワイシ @tomorockstone
  7. らっこ @umikawauso
  8. ひぼ @hibohiboo
  9. NAN-AN@Studio GG @nannann2002
  10. 吉田登茂和 @MrTthe2nd
  11. kei @kei_65
  12. FT
  13. どーけし
  14. ねくろん
  15. アリタ
  16. まる
  17. 山田
  18. たけ
  19. ペリー
  20. うの
  21. かりんとう
  22. 牛谷
  23. 秋山 @unjyoukairou

計23名

会の様子

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 入り口です。
 名古屋市昭和区の生涯学習センターの第1和室と第2和室を、2部屋連続して借りました。
 名古屋でのゲーム会は、初めての開催ですが、多くの方にご来場いただき、たいへん光栄です。東京からはイワイシさん、ペリーさん、しゅだっちさん、大阪からはどーけしさん、岐阜からはひぼさんと他都道府県からも駆けつけていただき、また、愛知県の中でも、名古屋市の他に、瀬戸市、豊田市、安城市からいらっしゃった方もいて、ほんとう感謝感激です。


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 こちらはゲーム置き場です。
 会が始まって、すぐに撮影したのですが、この後、続々と持ち込みゲームがあり、昼過ぎには2テーブルからなるゲーム置き場がボードゲームで埋め尽くされてしまいました。


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 東京からの遠征組であったしゅだっちさんからは「東京ばな奈」の差し入れをいただきました。ありがとうございます。


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 こちらは、年末年始に東京に行っていた秋山自身が持ち込んだ「ごまたまご」です。
 東京土産では、これが、いちばん好きです。

遊ばれたゲーム

 いきなり写真を撮り忘れましたが、最初に遊ばれたのは『ラミィキューブ』でした。
 手元の数字と場の数字を組み合わせて、タイルをすべて失くすゲームですが、分かりやすいルールに加え、思わず「もう1回!」と言いたくなる夢中になるゲームです。


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 並行して遊ばれていたのは、可愛らしいアートワークで再販された『王宮のささやき』です。
 デザイナーは『大聖堂』で有名なミヒャエル・リーネック。新版は擬人化されたウサギやネコといったキャラクタが可愛らしいのですが、油断していると、あっさり他プレイヤに陥れられて、王宮に渦巻く陰謀がうまいこと表現されています。


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 ラミィキューブの後に遊ばれたのが昨年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたダイスゲーム『クイックス』ですね。
 ダイスを用いた『ストリームス』という表現も聞きますが、他のひとの手番においても、ダイスから目を離せません。上手いこと数字を連続させることが出来たときは、思わず興奮しますね。


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 王宮のささやきを遊んでいたメンバーは、次に『アベカエサル』を遊んでいました。
 カエサルの栄光を讃えつつ、狭い舞台で苛烈なレースを繰り広げるのですが、基本は邪魔をし続ける感じですね。どこまで他のプレイヤを封じられるか、どこから切り抜けるかが楽しいボードゲームです。


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 クイックスが終わったタイミングで、増えてきた参加者を加えて『詠み人知らず』を遊びました。
 元々は紙ペンゲームとして、知る人ぞ知るゲームでしたが、最近、長谷川登鯉さんが専用の紙セットを発売したりして、にわかに盛り上がってきました。全プレイヤで、一文字ずつ加えていって、素敵な川柳を作るのですが、回ってきた紙に書かれた句が、日本語としての体裁を保ってないときは、思わず頭を抱えます。


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 短いゲームを連続して回している卓の隣では、しゅだっちさんが『ビッグシティ』を立てられていました。
 きれいに色の塗られた建物は、見た目が、とても可愛らしく、ゲームが進む度に、街が出来上がっていくのは感動的です。写真には入っていませんが、しゅだっちさん手製のサマリーも用意されており、プレイアビリティも抜群です。


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 時間調整にと遊ばれていたのは、クニツィアのバースト系カードゲーム『ノミのサーカス』を、ニューゲームズオーダーがリデザインした『なつのたからもの』。
 元々は玉乗りなどのサーカスの演目を集めるというフレーバーでしたが、花火や夏祭り、ラムネといった日本の夏の風物詩を集めるストーリーに変わって、より親近感が生まれるようになりました。淡いテイストのイラストも良いですね。


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 ビッグシティが遊ばれていたテーブルで、次に遊ばれたのは街を破壊する『ランペイジ:怪獣征服』。
 都市を作ったうえで、ボード上に怪獣コマを落として破壊していくという豪快なアクションゲームです。写真はセットアップ直後の風景で、ゲーム中盤には、ミープルが見る間に食われていきました。


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 こちらは、ヘビーゲームを次々と輸入しては愛知県に広めていくアリタさんが立てられた『ネイションズ』です。
 紀元前から第一次世界大戦に至るまで、文明国家の興亡を体験できるという重量級ゲームです。残念ながら稼働しませんでしたが、アリタさんはウヴェ・ローゼンベルグの新作『グラスロード』も持ち込まれていました。


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 闇の眷族となって、他の勢力と争うデッキ構築型ゲーム『ナイトフォール』です。
『ナイトフォール』と言えばFTさん、FTさんと言えば『ナイトフォール』ということで、もちろんFTさんの持ち込みです。チェーンという独自のルールが面白く、他プレイヤの動向に目を配ることができるようになると、格段に面白くなるゲームです。


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 出ましたね。お絵描きゲームでありながら、格闘ゲームと称される『ピクショナリー』立てられたのは『ピクショナリー』の伝道師ことイワイシさんです。
 ペアを組んで、お絵描きしつつゴールを目指すゲームですが、プレイヤ間のシンクロ率が高まってくると、丸や四角を書くだけで、意図が伝わってくるのが面白いです。他のペアが、APのカードを引いてくれると盛り上がりますね。


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 時間調整に遊ばれていたのは、ドイツゲームの定番中の定番『6ニムト』です。
 他プレイヤの動向を見定めつつ、場の状況を読んで、適切なカードをプレイしていくゲームですが、お互いの狙いがすれ違った結果、いきなりマイナス札が大量に舞い込んできたりして、とても面白いです。


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 ビッグシティに続いて、しゅだっちさんの丁寧な仕事が素晴らしい『ドメイン』です。
 アップでも写真を撮ってみましたが、いかがでしょうか。元々は一色で塗り分けられているだけのコマが、綺麗に細部まで筆が入れられ、立体感と雰囲気に富んでいます。もちろん手製サマリーも完備。一度、しゅだっちさんゲームを味わってしまうと、もう普通のコンポーネントでは満足できないですね。


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 Keiさんが持ち込まれたそうです、ミヒャエル・シャハトによる競りゲーム『セレンゲティ』。
 シャハトの小箱と言えば『コロレット』が有名ですが、『セレンゲティ』も隠れた名作として愛好者が多いですね。けっこうルールに変態的なところがあって、困惑するところもあるのですが、他のゲームには見られない独自のルールが不思議な味わいを持っています。
 Keiさんは、このゲームを、ご友人から貰ったそうですが、なかなか渋いセレクト……。


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 新ボードゲーム党さんのバッティング系のカードゲーム『貨モッツァ』です。
 貨物船にどれだけの荷物を積み込めるのかを競うゲームなのですが、船が二艘あるところが面白いところですね。最近は、あまりゲーム会で見かけなくなりましたが、ライトなプレイ感で、バッティングの面白さが味わえるので、もっと遊ばれて欲しいゲームのひとつです。箱の側面に描かれた波が、空を飛ぶカモメに変わるアートワークも好きです。


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 こちらは『COMPANY』『AKINDO』『BIRTH』で知られる名古屋のボードゲームデザイナー坂上卓史さんの新作テストプレイです。
 詳細は不明ですが、3月のゲームマーケット2014大阪もしくは、6月のゲームマーケット2014春でお目見えするのでしょうか。ミスボドはテストプレイ歓迎のゲーム会ですので、こういうのはとても嬉しいです。


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 こちらも坂上さんと同じく名古屋でボードゲームデザイナーとして活躍しているI was gameさん作品を、オインクゲームズさんがリデザインした『ダンジョンオブマンダム』。
 持ち運びしやすいサイズに、必要最低限のカード数で、奥深く、男の度胸を試されるバースト系のゲームです。わずか2回、挑戦を成功させればいいのですが、その2回が、なかなかに難しく、あと一歩というところで死んでしまったりして白熱します。
 I was gameさんの他の作品『ヴォーパルス』『メイガスホールデム』も面白いです。


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 ピクショナリーを終えたイワイシさんが次に立てていたのは、シド・サクソンによる推理ゲームの傑作『スルース』です。
 他のプレイヤに問いかけながら、ゲームから除外された宝石カードを当てるゲームなのですが、質問の仕方が難しく、なかなかに悩ましいです。上級者同士が遊ぶと、異様なスピードでゲームが終了したりして盛り上がります。


 撮影を忘れましたが、ショーナンロケッティアズさんの正体隠蔽系ゲーム『蜃気楼の12時間』を遊びました。
 買ったものの遊ぶ機会がなく、どうしたものかと思っていたところ、ひぼさんに「遊んでみたいです」とリクエストをいただいて立てました。正体隠蔽系でありながら、それぞれの目的や勝利条件が明確なので、わりと、すぐに自分の正体を明かして、自分の勝利条件に邁進できるので、正体隠蔽系にありがちな「嘘を吐かなくてはならない」という心理的抵抗が少ないですね。プレイ時間も短く面白かったです。


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 自分の街を発展させて、人口を競い合うタイルゲーム『シティビルダー』ですね。
 タイル同士のシナジーが激しく、一度、作戦が噛み合い始めると、加速度的に人口が増え始めます。テーマとタイルも一致しており、住宅地の近くに工場を立てると評判が落ちたりして、直感的です。なんと2個、持ち込まれており、写真は、まるさんが立てた卓ですが、この後、たけさんも立てられていました。


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 マネジメントゲームの傑作のひとつ『コンテナ』です。
 非常に人気の高い、知る人ぞ知る系のゲームなのですが、コンポーネントの船が欠けやすく、どのゲーム会に行っても、ひとつやふたつは船が欠けてしまっています。ですが、写真をご覧ください。なんと、この船、しゅだっちさんによるお手製なのです。型を取って、船を自作されたとのことで、強度も充分、雰囲気も充分、素晴らしいです。
 重ゲー大好きのアリタさんも絶賛し、会の最後まで盛り上がっていました。


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 ビッグシティを終えたまるさんたちが、時間調整に遊んでいました。昨年、再販された『ビッグチーズ』です。
 チーズの形をした箱が可愛らしく、ネズミのコマや、カードのアートワークも可愛らしく、初心者にも分かりやすいルールも相まって、非常に素敵なゲームです。


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 東京からわざわざ名古屋に持ち込んだ『カルカソンヌ』が遊ばれていました、ありがとうございます。
 定番のボードゲームの中では『カルカソンヌ』が、抜群に好きですね。タイルをめくって街を作っていったり、道を伸ばしたり、草原に寝かせたりするのが大好きです。


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 最後はFTさんが立てられていた『要塞島』ですね。
 要塞を築き上げるゲームだそうですが、ややダークで重厚なアートワークが印象的ですね。他のゲームでは見られないテーマやストーリーが、心を惹きます。


 遊ばれたゲームは以上24作です。

打ち上げ

 御器所駅近くの居酒屋で打ち上げを開催しました。
 14名の方にご参加頂き、遊んだゲームの感想を交換したり、ミステリ談義に花を咲かせたりしました。3次会は飲み足りないメンバーを、秋山宅にお招きし、鍋を振る舞ったりしました。

おわりに

 参加者の皆さま、誠にありがとうございました。
 次回のミスボド名古屋は未定です。

Twitterで見かけた感想

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